九州の田舎が舞台になっている、まあ いってしまうと往年の日活ロマンポルノちっくな作品。義父と寡婦という定番の設定なんだが、なかなか伏線の張り方が上手い。エロシーンは無くてもいいぐらいの作品だ。主人公ではないが佐々木ユメカがでてきてるぐらいがアクセントかな。
伏線については追記に。
正直、主演の女優も老人もかっこよくないし美人でもない。でも方言も自然でけっこうほのぼのした気持ちになれる作品。
開始早々、義父(60過ぎの老人)が早朝牛舎にて乳搾りをしている。順番に絞っていくと、ケージに全裸の女が四つんばいになっている。義父はその牛(?)に他の牛同様に声をかけ、乳を搾ろうとするが乳は出ない(あたりまえ)。そして何事も無かったように次の牛の作業に移る。
しばらくして、診療所と思しきところから医者が義父に電話。義父はさきほどの牛(女?)のことを話すが、医者の話だとその牛はずいぶん前に死んだらしい(花子という名前)。医者も義父のボケを疑う。 ここで視聴者は「え、じゃあの女は義父がボケてしまってみている幻影?」と思わされる。義父と同居している嫁(亭主は死んだらしく遺影が飾ってある)をよく見るとさっきの牛!!そうかー義父が色ボケして嫁の全裸を死んだ牛と混同してるんだなーと思いつつ話が進む。
ところが、ある朝義父が目覚めていつものように牛舎に向かうと、別の部屋で寝ていた嫁が起き出して全速力でダッシュ。牛舎に先回りしているのだ!!!えええ!!!さっきの牛ってマジに嫁だったの!!!!
という感じで いい意味で期待を裏切る展開がいろいろ入ってる作品であった。
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