たむよう日記(blogger): スパニッシュ・アパートメント

2005年8月24日水曜日

スパニッシュ・アパートメント

フランスの大学生（院生？）が、卒業前に就職に有利になることを考えてスペインに1年留学する。家賃を節約するためにドイツ、イギリス、スペイン、イタリア・・と各国の学生達と共同生活することに。そこで起きるフランスに残した恋人との遠距離恋愛、スペインで知り合った脳神経科医者夫婦の妻との不倫、同居の学生とのやり取り。。。
　一年の留学を終えて彼はどうなるのか？！って感じだが、話の内容より主人公が利用しているエラスムスという制度に興味を引かれた。
　EUが域内融合のためのソクラテス計画ってのを実施してて、その中の「エラスムス計画」という留学プランのことらしい。フランスじゃ大学に行くのはスーパーエリートと聞くし、日本の大学生というイメージとは全然違う感じがする。この映画にでてくるのも日本の就職困難大学生をイメージしちゃうと、只のわがまま大学生に見えちゃうが、将来官僚になることを約束された人たち（官僚と言っても日本のようなショボイ事務仕事をするような人も含んだ公務員じゃない）「選ばれた人間も悩むんだよ」とか「偉い人はそんな程度のことで悩むのか」ということで見ないと面白くないんじゃないかーという気がした。
　なかなかPOPな雰囲気で俺は面白く感じたが、日本じゃあんまり受けないだろなー
もっと破天荒な大学生が身近にいっぱいいるからね（ｗ