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2005年10月26日水曜日

月とチェリー

ラブ・コレクションシリーズという6人の監督が「エロス」をテーマに競作したシリーズの中の1本。設定がとんでもなくコメディで一時期のにっかつろまんポルノであった「エロであれば後は監督が好きにしていい」という感じで、ポルノではなくて実は青春ドラマを撮っちゃいました というパターンの作品ぽい。
 主人公は2浪の末、3流私大に入った大学生で、いきなり変なサークルに入ってしまうところから始まる。官能小説を書くサークルですよ(w。サークルの主催者は孫もいる柄本明、メンバーもチャド(芸人)をはじめマッチョ、デブ、チビとフリークスぞろい。唯一の女性メンバーで、メジャーデビューしている真山(江口のりこ)は、文章技法はぴかいちだが実際にやってみた事しか小説に書けない。
 童貞の主人公は真山の小説のモデルにされ、いろいろとエッチをしながら徐々に彼女に魅かれていく・・・というありきたりのパターンなんだが、この江口のりこが眉毛もうすいし正直かわいい方ではない。ただ、演技はけっこううまい。検索してみたら柄本明の東京乾電池の事務所所属なのね。どうりで、同じ事務所の内田春菊がSMの女王で1カットだけ出ていたりするわけだ(w
 劇中、主人公がちょっと好きになってしまうバイト先の女の子は、いかにもいそうな女の子で非常に可愛らしい。でも、男は真山に魅かれちゃうんだよなー わかるわかる。
 エロシーンはちょこっとしかないのでカップルで見ても、許してくれる女性も居るかも・・・まあ ちょっと微妙だな。
 SMクラブに無理やり送り込まれた主人公が、終わった後に真山に何をされたか報告するシーンは腹が痛くなるほど笑える。ああいう真剣に馬鹿なことをいうシーンってとても好きだな。
月とチェリー【ラブコレクションシリーズ】
ポニーキャニオン (2005/03/16)
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おすすめ度の平均: 5
5 官能小説家。



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