ラベル

2012年2月4日土曜日

爪あと

学部時代に唯一教授に褒められたのが、研究室に入って最初の実験結果がどうにも予想と違うことになってしまったのをお詫びする報告だったのを思い出した。(研究室に入ったら誰でも行う基本的な実験がうまくできなくて収量が少なくなってしまった(=試薬を無駄にした)ことと、しかも得られたサンプルがスゲー少ないだけじゃなくて純度も微妙な結果になってしまったというものだったのだが、お詫び報告をしているうちに、怪我の功名で量が少なすぎて新たな知見が見つかったことに教授が気づき(俺はわかってなかったが)、教授室を出るときはとてもほめられたという、なんとも情けない話なんだがw

で、その結果が当時英字論文になったはずなんだが、それがネット上で読めることに偶然気がついた。ヘッドオーサーじゃないので、俺の手柄でもなんでもないんだが、なんか一つでも世の中に自分がいた爪あとを残せていたと言える気がして、ちょっと気が楽になった。楽になったというのも変な話だがw



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